プログラミング

Docker×Nuxt.jsの開発環境を構築する方法

Docker×Nuxt.jsの開発環境を構築する方法

Vue.jsの鉄板フレームワークであるNuxt.jsの開発環境をDocker(docker-compose)で構築する方法です。

環境

ローカル環境

  • macOS Monterey 12.1
  • Docker version 20.10.10
  • docker-compose version 1.29.2

Dokcerで構築する環境

Node.js: 16.13.2(現在のLTSバージョン)

Dockerファイルの準備

Nuxt.jsを稼働するための、各種ファイルを準備します。

以下のディレクトリ構成でファイルを準備します。

githubから取得も可能です

構築に必要なDockerファイルなどをgithubにも準備していますので、githubからクローンしてご利用頂いても大丈夫です。

https://github.com/yuyuu-dev/nuxt-docker-template

$ git clone git@github.com:yuyuu-dev/nuxt-docker-template.git

各ファイルの内容

version: '3.8'
services:
  nuxt:
    build: ./docker/nuxt
    ports:
      - 9000:3000
    volumes:
      - ./src:/workspace
    working_dir: /workspace
    command: yarn run dev

FROM node:16.13.2-alpine

EXPOSE 3000
ENV HOST 0.0.0.0

# コマンド実行
RUN apk update && \
    apk add git && \
    npm install -g @vue/cli nuxt create-nuxt-app

Docker環境のビルド実行

以下のコマンドでNuxt.jsをインストールするためのDocker環境をビルドします。

$ docker-compose build

Nuxt.js アプリケーションを作成

下記コマンドを実行し、設定に必要な質問に答えていくことでNuxt.js アプリケーションを作成します。

各設定の内容は例としての設定内容です。

実際にはご自身に必要な設定内容をご選択ください。

$ docker-compose run --rm nuxt npx create-nuxt-app

プロジェクト名の設定

今回は、my_nuxt_appを入力。

? Project name: my_nuxt_app

使用言語の設定

今回は、TypeScriptを選択。

? Programming language: (Use arrow keys)
  JavaScript
❯ TypeScript

パッケージマネージャー(nmp or yarn)の設定

今回は、Yarnを選択。

? Package manager:
❯ Yarn
  Npm

UIフレームワークの設定

今回はVuetify.jsを選択。

? UI framework:
  None
  Ant Design Vue
  BalmUI
  Bootstrap Vue
  Buefy
  Chakra UI
  Element
  Oruga
  Primevue
  Tachyons
  Tailwind CSS
  Windi CSS
  Vant
  View UI
❯ Vuetify.js

利用するmodulesの設定(複数選択可)

今回は、非同期通信に必須のAxiosのみ選択。

? Nuxt.js modules:
❯◉ Axios - Promise based HTTP client
 ◯ Progressive Web App (PWA)
 ◯ Content - Git-based headless CMS

ソース解析ツールの設定

今回はESLint、Prettier、Lint staged files、StyleLintの4つ選択。

? Linting tools:
 ◉ ESLint
 ◉ Prettier
 ◉ Lint staged files
❯◉ StyleLint
 ◯ Commitlint

テストフレームワークの設定

今回は、Jestを選択。

? Testing framework:
  None
❯ Jest
  AVA
  WebdriverIO
  Nightwatch

(SSR / SSG)とSPAの設定

今回は、Single Page Appを選択。

※SPA(シングルページアプリケーション)

? Rendering mode:
  Universal (SSR / SSG)
❯ Single Page App

デプロイ先の設定

今回は、Server (Node.js hosting)を選択。

? Deployment target:
❯ Server (Node.js hosting)
  Static (Static/Jamstack hosting)

エディタの設定

今回は、jsconfig.jsonを選択。

? Development tools:
❯◉ jsconfig.json (Recommended for VS Code if you're not using typescript)
 ◯ Semantic Pull Requests
 ◯ Dependabot (For auto-updating dependencies, GitHub only)

CIツール使用有無

今回は、GitHub Actionsを選択。

? Continuous integration:
  None
❯ GitHub Actions (GitHub only)
  Travis CI
  CircleCI

GitHubアカウント名の設定

自身のgithubアカウントを入力します。

? What is your GitHub username? yuyuu-dev

バージョン管理方法の設定

今回は、Gitを選択。

? Version control system:
❯ Git
  None

以上で、設定とインストール完了します。

設定はあとで変更も可能なため、とりあえずやってみるの精神で設定しても大丈夫だと思います。

Docker・Nuxt.jアプリサービスの起動

Dockerサービスを起動するために下記コマンドを実行します。

$ docker-compose up

Docker起動時にdocker-compose.ymlに記載している「yarn run dev」が実行されます。

そのため、nuxt.jsアプリが自動で起動するため、以下のURLをブラウザで開くと起動していることを確認できます。

http://localhost:9000/

以上です。

ありがとうございました!

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